GOKIに出会わない本気対策!店舗&自宅対応版!

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内壁をはがしてビックリ!

わたしはGOKIBURI(以下:GOKI)が大嫌いです。できれば出会いたくない。見たくもないです。飲食店は清潔第一ですので、GOKIについては何とかしないといけない問題だと思います。

お店では、改装工事を自分で行ったわけですが、その作業中というのは色んな発見があり、GOKIについても「そういうことかー」という発見がありました。

ここからは少し汚いお話になります。自己責任にてお読みください。

まず知っておいていただきたいのですが、基本的に建物の壁というのは、簡単に言うと柱や間柱、筋交い(すじかい)などの骨組みに、外壁と内壁を張り付けて造られています。

したがって、外壁と内壁の間というのは空間があって、ガス・水道などの配管や電気の配線などが通っています。

ある日、店舗の古い内壁を撤去するため、壁板をはがしていたのですが、その空間の一番下にすごい量のGOKIの糞と死骸を発見したのです。

築年数40年の木造だったので、まあ40年ぶりに開封されたんだと思いますが、そりゃもう「パン屋さんはあきらめるか」と思えるほどのものでした。(写真は載せませんが^^)

人一倍GOKIが嫌いなわたしでしたが、そこは頑張って掃除しました。

GOKIの習性をちょっと考えてみる

GOKIは暖かくて、暗くて、狭いところが大好きだそうで、外壁と内壁の間や天井裏というのは最高のすみかになります。どれだけ走り回っても、人に見つかることはありませんし、外の鳥などの天敵からも身を守れます。

また、ほとんど目が見えておらず、お腹に生えている体毛に空気の流れを感じ取る高性能センサーが付いているそうです。このセンサーで障害物や天敵などを感知しています。だから、そーっと人が近づいても、空気が動くので逃げられちゃうんですね。

そのセンサーがあるおかげで真っ暗な壁の中でも、この先行き止まりか抜け出せるかなんて、空気が流れているから簡単に判断できてしまうわけです。そんな壁の中をながめながら、「GOKIはここで活動してたのかー」と思わず関心してしまいました。

(参考)内壁工事の様子。壁の中の柱がたくさん見えてます。

GOKIはなぜキッチンによく現れるのか?

テレビやCMでよく、「キッチンにはゴキブリの巣がある」などと解説していますが、わたしは半分正解で半分違うんじゃないかと思っています。

食べ物や水があるので、キッチンに住み着いてるGOKIはいると思いますが、そのほとんどは壁の中からキッチンに出てきてるんだと思います。

台所シンクは水道や排水の関係で基本的に壁に埋め込まれているため、どうしても壁の中に通じるすき間がたくさんできてしまうのです。人の気配がない夜間などは、そこからgokiらは出たり入ったりしてるんですね。

なぜそう言えるかというと、「足あと」というかGOKIの「フンあと」がそのすき間周辺に放射状に残っていたのです。そこを「通路」にしていたことがすぐに理解できました。

だから、どれだけキッチンや部屋でGOKIを駆除しても、そりゃ無限に出てくるわけです。壁の中のGOKIの世界につながってるのですから。

ちなみに、店舗でも一戸建てでもマンションでも、基本的に建物の壁構造というのはだいたい同じです。これが理解できた時はショックでしたが、自宅のマンションでもすぐに「通路」を探しました。

壁に通じる「通路」はシンクだけではない

壁の中に通じるGOKIの「通路」は、他にもたくさんあります。

  • 洗面台の埋め込み棚
  • 埋め込まれた下駄箱
  • エアコンダクトの穴のすき間
  • 電灯などの配線の引き込み穴
  • ブレーカー配線の引き込み穴
  • 壁板と柱のすき間

などなど。
探せばたくさん見つかります。

ではどうするか?

「通路」をふさぎます。

GOKIの「通路」の存在が分かった以上、部屋に「ホウ酸ダンゴ」を置こうが、「バル○ン」を焚こうが、しばらく効果があっても時間がたてばまた出現します。

というのも、壁の中のというのは外の世界といくつもの「通路」で繋がっているからです。床下の通気口、下水管、電気の引き込みなど、「通路」は無限に存在します。

特に下水管は、マンホールの下で町中に繋がっているので、排水管をたどって壁の中へ入ってきていると思って間違いないでしょう。

とにかく部屋から壁の中に繋がる「通路」をすべて探し出して、徹底的にふさぐのです。

写真は自宅の対策箇所です。

分かりにくいですが、蛍光灯の中の配線引き込み部分
エアコンのダクト
ブレーカーはすき間だらけだったので、全体にビニール袋をかぶせた
キッチンテープでふさぐ
見落としがないようにふさぐ
壁タイルとシンクの境目もシリコンやウレタンフォームでふさぐ
シンクと壁のすき間をウレタンフォームスプレーで埋める
手の入りにくい所はウレタンスプレーが便利でした

便利だったツール

家の構造によって使うものが変わってきますが、便利だったツールをご紹介。

※画像をクリックすると商品詳細画面が開きます。

ウレタンフォームスプレー

手が届きにくいすき間など、スプレーするだけなのですごく便利でした。空気に触れると発泡スチロールのような感じですぐに固まって、すき間が完全に埋まります。

アルミテープ(キッチンテープ)

常備してあると何かと便利。

エアコン配管用パテ

粘土のようにちぎってすき間に押し込みます。これも便利。

シリコーン

浴室工事などでよく使うやつです。完全に固まるまで1日かかりますが、仕上がりがきれいです。

すごい満足感!

根気がいる作業でしたが、これでGOKIに会わなくて済むんだと思うとすごく楽しかったです。

施工後、しばらくは「通路」に戻れず隠れていたGOKIがたまに現れたりもしましたが、2ヶ月もするとほとんど見かけなくなりました。

夏場なら大きいGOKIから小さいGOKIまでほぼ毎日見かけていたので、「通路」をふさいでからの効果はハッキリと実感できました。

これはすごい満足感です。何より、GOKIに出会わないのがいいし、無駄に殺さなくていい。住み分けです。GOKIが嫌いな方なら、やってみる価値はあると思います。

また、ふさいだのに効果が出ないという場合は、どこか別の「通路」を見落としているかもしれません。初めのうちは、わたしも何箇所か見落としがありました。GOKIが出た付近を探してみるといいと思います。

作業される方は、ケガや電気配線などに十分注意して、自己責任にて行ってください。